こんにちは、令和の星ブログの管理人です。今回は、伊藤忠商事が朝型勤務制度を導入し、その後さらに朝型フレックスタイム制度へと進化させた経緯と、これらの働き方改革がもたらした成果についてご紹介します。

伊藤忠商事は、2013年にフレックスタイム制度を廃止し、朝型勤務制度を導入しました。これは、東日本大震災を契機に、社員の働きがいやお客様との向き合い方を見直すための決断でした。2022年には、さらにこの制度を発展させ、朝型フレックスタイム制度を始めました。それでは、これらの改革が具体的にどのような効果をもたらしたのでしょうか。

労働生産性の向上
伊藤忠商事は、労働生産性が2010年度比で2023年度に5倍以上になったと報告しています。この劇的な改善は、朝早くからの勤務がコミュニケーションの効率化や業務のスムーズな進行を促し、深夜残業の削減が社員の健康とワークライフバランスの向上に繋がったためです。

社員のエンゲージメントの向上
2021年度に実施されたエンゲージメントサーベイによると、伊藤忠商事の社員は、他社や国内平均を上回るエンゲージメントスコアを記録しています。これは、自身の働き方を選べるようになったこと、朝型勤務によるインセンティブや朝食の無料提供などが、社員のモチベーションを高めたためです。

社会的な影響力の拡大
伊藤忠商事の朝型勤務制度は、国の政策にも取り入れられ、2014年には「日本再興戦略」の一環として閣議決定されました。また、経団連を通じて他の企業にも推奨され、社会全体に大きな影響を与えました。

これらの取り組みは、経営陣の強い決意と人事部の努力に支えられ、10年以上にわたり社員の意識や生活様式に変化をもたらしました。伊藤忠商事の例は、他の企業にとっても有益な参考となるでしょう。

令和の星ブログは、こうした企業の取り組みをはじめ、さまざまなテーマを取り上げています。これからも多様なニュースや情報を提供し続けますので、どうぞご期待ください。

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